東京店の田上です。
今度の5日(日)にパリ・ロンシャンで競馬の凱旋門賞があります。日本でも凱旋門賞は、海外のレースの中でも最も知名度の高いレースですし、ヨーロッパでの競馬シーズンのクライマックスといことで各国から活躍馬が一堂に揃います。
日本馬では、一昨年ディープインパクトが挑戦して3着に敗れました(最終的には禁止薬物検出で失格)。最高の成績は、1999年にエルコンドルパサーによるモンジューの2着です。
どんなに強い馬でも生涯最高の状態で勝ち負けになるかどうか、という芝の最強馬決定戦ですので、日本からの長距離遠征でそれを成し遂げるのは非常に困難でしょう。そして今年はメイショウサムソンが出走する予定になってます。
同馬は、皐月賞、ダービー、春・秋天皇賞の四つのGⅠを制したトップホースで、本来は昨年にこの凱旋門賞に挑戦する予定だったのが、インフルエンザの影響で断念した経緯があります。正直春の未勝利に終わった春の成績を考えると最も充実した時期は過ぎたのかな、という感はありますが、鞍上の武豊騎手(ディープインパクト出走時に騎乗)共々陣営はリベンジに燃えているハズです。
サムソンは、スピード重視の今の競馬からすると、鈍重で地味な血統で、700万という非常に安い値段だったのです。でもその父の父であるサドラーズウェルズは、ヨーロッパで17回もトップ種牡馬に輝いた馬ですので、実はヨーロッパ向きの血統です。
2着したエルコンドルパサーも母系はサドラーズウェルズでした。ここはひとつサムソンに頑張ってもらいたいものですね。