東京店の田上です。
消費不況によって衣料品ブランドも苦戦を強いられる中、伊藤忠商事が取り扱うオーストリアのスポーツブランド「HEAD(ヘッド)」が前年対比2割増と好調に推移しているそうです。今年に入って躍進した理由は、イメージキャラクターとして、ハンドボール日本代表の宮崎大輔選手を起用したことです。
宮崎大輔選手は、ハンドボールスペイン一部リーグに日本人男子選手初移籍が決定したことを発表したばかりです。ハンドボール界の広告塔を自認しており、「筋肉番付」などメディアでの露出度が多いことで、マイナーなハンドボールを世間に知らしめようと努めています。
伊藤忠は「コンバース」や「FILA」といった他のスポーツブランドも展開していますが、街中でのおしゃれ着ではなく、本格的なアスリートに人気のブランドとして認知度を高めるという戦略を展開してきたということからも、宮崎大輔選手の起用は相応しいといえるでしょう。
衣料の中でもスポーツウェアは健康志向と相俟って比較的好調なようです。遼クン人気もそうですが、誰をそのイメージキャラに設定するかは非常に重要でしょう。スポーツ選手も好不調があって、起用するタイミングというものもありますしねぇ。