東京店の川本です。
世界最高峰のフォーミュラレースF1で7度の世界王者に輝き「皇帝」の異名を持つミヒャエル・シューマッハが次戦ヨーロッパGPで古巣フェラーリでドライバーとして現役復帰するらしいとのことです。
これはハンガリーGPの予選中にクラッシュ大怪我を負ったフェリペ・マッサの代役を務めるというもの。しかしながら皇帝復帰でフェラーリ巻き返しとなるかどうかは難しいところでしょう。今期フェラーリはコンストラクターズポイントで3位にいるものの、2位とのポイント差は倍以上と低迷。表彰台にも3回しか上がっておらず優勝回数はゼロ。ドライバーというよりマシンそのものに問題があるとしか思えない状況だからです。
そのキャリアにおいてさまざまなF1の歴代記録を塗り替えたミヒャエル・シューマッハは、90年代後半頃からチャリティに熱心に取り組むようになり、ユネスコに毎年200万ドル程度の寄付を行うなどしていました。04年のスマトラ島沖地震に際して1000万ドルもの寄付をした時は、普段F1を取り上げることも稀な日本のメディアでも話題になりました。当時の日本円で約10億円という1人の人間の寄付額としては桁外れの額でしたが、これはこの年の彼の年収の1割だったそうです。
最近は分裂問題その他で人気そのものも下降気味のF1選手権。皇帝の復帰で人気も上昇と行きますかどうか・・・