東京店の川本です。
今ラスクが新しいスイーツとして人気なんだそうです。ラスクといえば子供の頃いつも行くパン屋で売られていた甘くて硬いトーストを思い浮かべますが、それもそのはず当時は余ったパンに卵白と砂糖を混ぜたものを塗って焼いた言ってみればリサイクル食品のようなものだったわけですが、最近ではラスク専用にパンを焼きサクサクっとした食感と味のバリエーションを楽しむスイーツとして専門店まで登場しているそうです。
大丸東京店和菓子屋では厚さ1cmのバケットに煎茶、ゴマ、きなこなど和テイストをあわせた「手塗り和ラスク」が人気で大田区のベーグル屋さんではベーグルのラスクが登場し、行列が出来るほどの人気だそうです。
そのラスク人気の発端といわれているのが銀座松屋に出店しているガトーフェスタ・ハ〇ダ。こちらが販売するグーテ・デ・ロワ(王様のおやつ)はサクサクとした歯ざわりにするため、粉から開発しフランスパンを焼いてるとのこと。平日午後3時頃には老若男女の長い行列が出来るんだそうです。うちの営業マンもいつも行列が出来ていて気になっていたそうで、先日買ってきてくれたのをひとついただきました。確かにラスク用に焼いてるというフランスパンはとても上品な印象を受けました。
私のような昭和の人間には、パン屋さんのレジ横で売ってた昔ながらのあのラスクの味がとても懐かしく思えますが、温故知新といっても商品そのものは現在のトレンドに合わせて進化しているものなのですね。