東京店の川本です。
取り立てて映画好きってわけでもない私です(最後に劇場で観たのは息子と行ったディズニーのアニメ映画「ボルト」でした)が、今とても気になる映画があります。
「アンヴィル!夢を諦めきれない男達」と題されたこの映画、1978年にカナダで結成されたヘヴィメタルバンド「アンヴィル」を2年に渡り追いかけたドキュメンタリー映画なんです。ただこのドキュメンタリーが他のロックバンドの映画と違うのは、彼らは全くヒットに恵まれず、スターダムとは縁遠い存在であったところでしょうか。
1984年西武球場で開催された、日本ではじめてとも言えるヘヴィメタルフェス「スーパーロックフェスティバル’84キングスジャム」にスコーピオンズ、ホワイトスネイク、マイケルシェンカーグループ、そしてデビューしたてのボンジョヴィらと来日。当時髪を伸ばしバンド活動をしていた私もそこにいました。はじめて観る彼らのライブはパワーとスピード感に溢れ、少なくとも私にはボンジョヴィなんかよりよっぽどノレるバンドでした。
しかしその後のボンジョヴィの人気とは真逆の人生を送ることとなった彼ら。私もてっきりとっくに解散しているものと思ってました。給食の配達員、建築作業員をしながら一度も解散することなくバンド活動を続けてきたアンヴィル(メンバーは4人から2人になっている)。私が一番音楽に没頭してた時代のバンドの壮絶なドキュメントとなれば気にならないわけはありません。映画の出来も相当良いようです。
折りしも当時の友人とおじさんバンドを再開しようなんて話が出てますので、この映画でも観て自分の音楽活動再開に勢いをつけようと思う今日この頃です。