東京店の川本です。
先週の24日は土用の丑の日とうことで、週末にかけて各ウナギ屋さんの前には行列ができていたようです。当店の近くにも昭和22年創業の老舗「きくかわ」の神田店があり、やはり行列が出来ていました。この暑い炎天下に長時間お疲れさまです、といいたくなりますがそれは最低でも2千円以上のウナギはとても懐事情から無理というやっかみ半分でもありますがね。
ところで中国産ウナギに関しては、禁止抗菌剤の検出問題や産地偽装事件の影響は大きく、直近の日本への輸出量はピークの約60%減だそうです。つまり四掛けですよ、四掛け。こりゃものすごい数字ですよね。真面目に生産している会社も多いはずなのに、改めてメディアの影響力を思い知らされます。
我が業界でも偽装問題はひとごとではありません。一番問題になりやすいのはカシミヤの混率ですね。つい最近あった生協のセーターのケースは、50%の混入率のはずがほとんどゼロだったって、そりゃいくらなんでもひどすぎです。さわったらすぐにばれるはずですし、50%カシミヤでなければ値段だって半分とはいわなくてもかなり違うはずです。
最近は我々問屋でも非常にカシミヤの混率に関しては厳しく、ヨーロッパ産にしろ中国産にしろ、新しいものを取り扱う場合は必ず公的機関の検査協会の検査表がなければ取扱いができなくなっているのです。
え~と、我が家では国産ウナギはやはり高いので、某百貨店のつきあいで買った台湾産のウナギを休みには食べましたとさ・・・あとはせめて晩酌は発泡酒じゃなくてちゃんとしたビールを飲みたかったです(泣)