東京店の田上です。
5月に51年の歴史に幕を閉じる三○池袋店で昨日から閉店セールが始まりました。消費不況が続く中で昨年9月に閉鎖が決まりましたが、首都圏における大手百貨店の閉店は、平成12年のそごう東京店以来です。
池袋地区内には、300億円を投じ2010年のグランドオープンに向けリニューアルを進める西○百貨店池袋店や東武百貨店 池袋店の競合店があり、それに比べ三○の店舗は小規模であり、今後営業力強化のため投資をしても回収が困難と判断したようです。
三○伊○丹ホールディングスは、三○の構造改革の一環として池袋店、鹿児島店、名取店、小型売店2店の営業終了と池袋店の所有不動産を投資法人に750億円で譲渡することを発表しました。家電量販店最大手のヤマダ電機が店舗を借り受け来年に出店するそうですが、これも時代の流れという感じです。
閉店セールの初日となった17日は開店前から約300人が列をつくり、午前10時の開店時刻を15分繰り上げたそうです。百貨店の閉店=その街の賑わいの流れの変貌ということで、60年代生まれの我々としては子供の頃の記憶をたどると、ノスタルジックな寂しい気分にさせられますね。