東京店の川本です。
そろそろ梅雨入りを意識するような時期になってきました。 来週はボンロード主催のファミリーセールもありますし、本格的なバーゲンシーズンの始まりでもあります。またこの時期にマスコミを中心に盛んに取り上げられるのは、そう「クールビズ」です。 もう何年目になるのでしょうか?すっかり定着した感もありますが、お役所などではある日を境に急に皆上衣なし、ノーネクタイになるそうで・・・何か画一的な取り組み方に?と感じるのは私だけでしょうか。「クールビズ」の目指すベクトルに反しないというのであれば、各々好きな格好をすればいいのになぁと思ってしまいます。 まあ重衣料販売に携わる者としてはちょっとやりにくい季節です。仕立て方や副資材(裏・芯など)ではかなり創意工夫は進んできていますが、表地に関しては御幸「シャリック」以外には画期的な決定打は残念ながらないのが現状です。また「シャリック」にしてもどうしてもあの透ける感覚ははっきりと好みが分かれてしまいますし、若い方向けにお勧めするのはははっきりいって難しいでしょう。 スポーツ業界における機能素材開発が年々進化しているのに比べると天然繊維中心のオーダー業界は遅れをとっていますし、実際問題天然繊維じゃないものになると生産ロットが比較にならないくらい大きくなります。一社ではとても無理ですし、業界全体くらいのスケールで取り組まないと無理な問題でしょうけれども・・・