東京店の川本です。
心なしか夜の街も元気がない12月ですが、皆様ナイトライフは充実されているでしょうか。
今日からボンロードのファミリーセールがスタートですので、昼間はほとんど社内に一人で忙しかったです。なんとなくちょっと一杯やりたいところですが、池袋の「BAR SORA」は定休日なので大人しく帰宅しようと思います(今週はもう一回行ってますし)。
ところでジョンレノンの命日に献杯のつもりで行った今週の月曜日、店の扉を開けるとかかっていたのはニールヤングでした。60年代後半にデビューした彼はもう40年選手ですよね~。ですが今も毎年のようにアルバムを発表していますし、湾岸戦争の際には、コンサート会場でボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌ったり、9月11日事件直後には、放送が自粛されていたジョン・レノンの「イマジン」を敢えて歌いました。そしてイラク戦争後は、ブッシュ政権打倒の姿勢を鮮明にしているなど、音楽以外の活動も若い衆以上に目立ちます。
70年リリースのこの「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」は彼のソロ作としては出世作といっていいでしょう。ある時は感情むき出しの吼えるようなギターを弾く彼ですが、本作ではシンガー・ソングライターと呼ぶほうが相応しい作風で、全体的には素朴なフォーク・テイストの強い曲が多くなっています。それにしても最初の3曲「Tell Me Why」、「After the Gold Rush」、「Only Love Can Break Your Heart」までの叙情的な流れは、信じられないぐらい美しい。メロディのあまりの無垢で繊細な美しさに本当に心を奪われます。
一見すると「人間失格」みたいな(失礼!)風貌のニールヤングが、こんな美しい音楽を生み出しているとは信じ難いです。5年前に武道館で見た感動の生ニールをもう一度拝んでみたくなりますね。