東京店の川本です。
今日はこの話題に触れないわけにはいかない日のはずです。そうジョンレノンの28回目の命日です。世界中のメディアは、きっと今晩は「イマジン」をかけまくるでしょう。そして愛と平和の人、ジョンレノンを讃えるでしょう。ビートルズのどの曲がジョンの曲なのかも知りもせず、知ろうともせず、ソロになった後の彼の曲を「イマジン」と「スターティングオーバー」以外聴いたこともないというのに。
私はビートルズの信奉者でもなければ、彼の熱狂的なファンであったことは一度もないです。ただそのように薄っぺらに評されるのは我慢がならないですし、一ロックファンとして当たり前に言えるのはこういうことです。「毒のないジョンなどジョンではない」と。
愛と平和、結構なことです。それも確かにジョンそのものです。けれども1970年の「John Lennon/Plastic Ono Band 」とタイトルされたこのアルバムを聴けば、それは彼のほんの一面でしかないと気付かされます。神、マザー、孤独・・・などといった非常にヘビーな事柄への生々しい叫び、これも彼そのもののはずです。
そしてこの邦題「ジョンの魂」とは、内容を表すに素晴らしいタイトルです。まさにいい得て妙とはこのことだと思います。邦題にはわけのわからないものもありますが、これはまさに金賞!ですね。
とまあオヤジらしくグダグダ言ってしまいましたが、ジョンがもし生きていたら90年代、00年代どんな楽曲を生み出してのでしょうか。そんなことを思いながら今晩は一杯やろうと思います。