東京店の田上です。
クリスチャン・ラクロワといえば、パリ・オートクチュールの寵児として一世を風靡した世界的に有名なデザイナーです。そのクリスチャン・ラクロワが自己破産を申請して、事実上破綻のニュースが入ってきました。年明け以来、有力ブランドも世界的不況のなかで大苦戦が伝えられてきましたが、ラクロアも昨対比35%も売上を落としていたそうです。
ラクロアは、オートクチュールでデ・ドール賞(金の指貫)を2回も受賞、2002年にはフランス最高の勲章レジオン・ド・ヌールを受賞。さらにエールフランスの制服やマドンナのワールドツアーの衣装、フランスの高速鉄道TGVの内装をデザインするなど輝かしい経歴を持っています。
日本でも銀座に旗艦店があり、六本木ヒルズや帝国ホテル、百貨店にインショップを多数展開しています。昨年の10月にはメゾン20周年を記念して都内の百貨店でクリスチャン・ラクロワ展が開かれていました。
ラクロアは、縮小してもクチュール新作の披露は続けたい旨の声明を出しているようですが、現在のところスポンサーが見つからず不確定な状況だそうです。本当にラグジュアリー市場の厳しさは依然として変わらないようです。我々の通常営業の場面でも販売上代の低下はやはり本当に深刻な問題ですからね・・・