東京店の川本です。
最近ご無沙汰になっていた新橋の店に久し振りに行きました。おそろく今週末は売上の追い込みになり忙しくなるので、それを見越して週中に繰り出したのです。
ところでどんなに不況でも新橋の夜はどの店も混んでますね~ホントに、勿論居酒屋ですけども。この新橋のロックバーの前にあるジンギスカンの店なんていつも予約で一杯です。満席のところへ次々に客が来て断ってますからね。よほど美味いのか、ちょっと興味があります。
昨年のボズスキャッグスとの来日公演を最後に無期限の活動停止が伝えられたトト。結成は70年代ですからかなりのベテランバンドです。ヒットを連発した80年代にもAORサウンドだとか産業ロックなどと揶揄される存在で、ロックファンからも決して好意的に見られていませんでした。
久し振りにサードアルバム「ターンバック」をリクエストして久し振りに聞いてみましたが、なかなか新鮮でした。完全にAORになりきらない直球のロックサウンドは当時アメリカではあまり受けなかったですが、デヴィドベイチの楽曲、ジェフヴォーカロのドラム、スティーヴルカサーのギターというオリジナルメンバーによるコンビネーションは80年代のアメリカンロックの王道を行くものだと思います。
元々スタジオミュージシャンの集まりであるトトは、特徴がないだとか無味無臭で退屈だとも評されますが、こんな王道サウンドを堂々と鳴らすバンドも他には存在しませんでした。そしてメンバーはかわりましたが30年以上サバイヴしてきたのです。
特徴がなければブレイクしないし、特徴がありすぎると賞味期限も短いということで、バンドのありかたもなかなか難しいものだと思います。