東京店の田上です。
先週に続いての競馬ネタですがお許しを。
予想したロジユニヴァースが見事優勝したこともあり、今年のダービーには本当に感動しました。それは皐月賞で2桁着順に大敗して凋落した人気馬がこの大舞台でリベンジしたことと、そしてジョッキーの横山典弘がゴール後のウイニングランで声援を送ってくれた観衆の前で深々と頭を下げたことです。
「正直勝てるとは思わなかった」とレース後コメントしているように、無敗で臨んだ皐月賞での敗戦は関係者に大きくのしかかっていました。それでもファンはこの馬を2番人気と支持し続けた、そのことへの感謝の気持ちが横山ジョッキーをそういう行動にさせたのでしょう。普通は24年間、15回のチャレンジでダービーを獲ったとなれば我を忘れそうですが、彼も心技ともに「ダービージョッキー」の域に達しているのだと思います。
それにしてもオーナーの久米田氏は信じられない強運の持ち主です。一国の宰相になるよりも・・・と先週にもこの欄で取り上げたダービー馬のオーナーに、なんとJRAの馬主となった一年目に所有した馬でなってしまったのですから奇跡です。因みにオーナーになって初めての勝利も昨年の夏にこのロジユニヴァースの出走初戦であげたものという、ありえないくらいの人なのです。
色々な思いが交錯した今年のダービーも終わりました。また新たな一年の始まりです。