東京店の豊田です。
1杯250円という安いラーメンを販売していた牛丼チェーンの吉○家ホールディングスが、ラーメン事業から撤退するそうです。
改めて知ったのですが吉○家ホールディングスは、讃岐うどんの「はなまるうどん」、寿司の「京樽」、宅配中華「上海エクスプレス」なども展開し、色々なチェーン事業を手掛けているんですよね。東京店の近くにも「はなまるうどん」はありまして、結構我々も御世話になってます。
もともと「びっくりラーメン一番」は、関西圏でラーメン一杯180円の激安店として知られていましたが、07年9月に民事再生法の適用を申請。 そして吉○家ホールディングスが事業を譲り受け、およそ200店あった店舗を60店前後に減らし、原材料の高騰を理由に、びっくりラーメンは180円から250円に値上げした。しかし、この値上げがよくなかったようです。立地の点でも問題があり、結果的に値段も味も中途半端になってしまったというのです。
ラーメン店には厳選した素材を使い、スープ、麺にこだわった個人経営が多く、大型チェーンはなかなか難しいとされています。やはり立地も成功の大きな要因で、成功しているファーストフードのチェーンは、駅前に店を出しているという共通点があります。
実際に私は食べたことはありませんが、安い価格帯でも消費者の判断基準はなかなか厳しいし、そこでのわずかな値上げが命取りになりかねないということですね。