東京店の川本です。
小田原城址公園内の動物園で飼育されていたゾウのウメ子が亡くなりました。推定62歳は国内最高齢。前日もいつもどおりに食事をたいらげ健康状態も悪くは無かったようですが、今朝飼育舎の中で横たわってるのを飼育員が発見したそうです。
小田原城は私の家からもクルマで30分ほどのところにあり、子供の頃から遠足でよく訪れてましたし、最近では毎年4月に家族でお花見に行く場所でもありました。ゾウのウメ子も小田原城のシンボル的な存在でいつ行っても象舎の周りは人であふれていました。
そもそも以前はこの城址公園内の動物園はかなり本格的で、ピーク時にはライオンやトラ、アシカなどもおり、子供遊園地とともに家族で楽しむにはもってこいの場所でした。それが次々に動物がいなくなり、現在はこのゾウのウメ子とニホンザルだけになってしまってました。またこの動物園は国指定史跡内にあり、文化庁の指導で「史跡の中にふさわしくない施設」と位置づけられていたこともあり、ウメ子の死により遂に閉園ということになるそうです。
子供の頃は猛獣も観察することの出来た身近な動物園(入場無料)として人気があっただけになんとも寂しい気もします。動物にこんなことを言うのも少々おかしい気もしますが、ご冥福を祈りたいと思います。