東京店の川本です。
最近あまり聞かなくなりましが、実はわりと好きな音楽ジャンルにプログレッシヴ・ロックがあります。もっともマニアックなプログレ信者ではないので聴くのはハードロック寄りのEL&P、ラッシュ、UK、そしてイエスなどですが、昨日自宅のパソコンから久々にiTunes storeにアクセスしてあてもなく試聴を繰り返しているうちに懐かしい音楽にあたりました。
アンダーソン・ブラッフォード・ウエイクマン・ハウのライブアルバム「An Evening Of Yes Music Plus」です。
このアルバムは「ロンリーハート」の世界的なヒットで大ヒットとなったアルバム「90125」発表後のイエスの方向性に嫌気が差したヴォーカル、ジョン・アンダーソンが1989年にかつての創造的だったころのイエスのメンバーを集めて制作した唯一のスタジオアルバム発売後のツアーを収めたライブ・アルバムで、そのころのバンドの魅力を余すところなく伝えています。私も当時スタジオアルバム「閃光」の発売日にCDショップに走り、来日公演ももちろん行きました。その前に90215イエスのライブも経験し、失望した私にとってはこのライブは感動の連続でした。その後の紆余曲折を経て、結局ABWHと90125イエスは合体し、ツアーに出たわけですが(このときの日本公演も観ました)、結局方向性を見失って新しいものを創造するには至りませんでした。
それにしてもこのメンバーでイエス時代に発表されたアルバムは「こわれもの」と「危機」の2枚のみ。それでもファンにとってはこのメンバーが究極のイエスであるということなのでしょうか。いずれにせよ20年も前のお話。四の五の言わずに久しぶりに楽しみますか。