東京店の田上です。
ネクタイの卸業者などで作る「日本ネクタイ組合連合会」が、ノーネクタイを呼びかける夏の地球温暖化防止運動「クールビズ」の廃止を小沢環境相に要請しました。
クールビズは二酸化炭素の排出を減らすために政府が05年に始めたわけですが、女性閣僚や政官がおおはしゃぎな一方でネクタイ業界は初めから反発してましたよね。盛夏でも着用しやすい薄いものや素材を一工夫したネクタイも開発されたりしましたが、同連合会によるとクールビズ開始前の66%にまで落ち込んだということでした。
これっていうのはクールビズだけの問題ではないのでしょうが、経済危機の上にネクタイをしない運動をされてはたまったものじゃないというところでしょうか。これに対して小沢環境相は「ネクタイ業界も安心できるような工夫をしたい」と述べたということですが、これって業界になんらかの補助をするって意味なのでしょうか。それなら上衣を着なくなったことで重衣料業界も打撃を受けているのは明白ですので、我々も陳情したいぐらいです。環境相の真意がどこにあるかよくわかりませんが、そんなに簡単な問題ではないと思います。