東京店の田上です。
2000年に鳴り物入りで日本に上陸したカルフール。現在カルフール店舗は国内に6店舗ありますが、3月から別の名称に変更されることでカルフールブランドは日本から消滅することになりました。
日本国内で展開している8店舗はイオ○が運営しているのですが、2004年にカルフールジャパンが売却したものです。そもそも開店1年もしない頃から撤退するのではと言われていましたから、これは外資系小売業が失敗した典型的な例といえるでしょう。最近のファストファッション系の外資小売店も今は成功してますが、過去には失敗例がないわけじゃありません。
カルフールは、世界各地にスーパーマーケットオチェーンを展開する、売上世界2位のフランス企業です。そんな会社がどうして失敗したかというと、マーケティング不足(出店場所)と自分たちの基準を押し付けようとしたことだといわれています。まとめ買いをしない、折り込みチラシを重視するなどの日本の消費者の購買行動を無視しては成功できないいうことです。
外資系だろうとそうでなくてもマーケットの方向性に合わなければ、遅かれ早かれ撤退を余儀なくされる。これは当たり前のことですが、その判断されるスピードがどんどん早くなっているようです。