東京店の田上です。
今年は百貨店の店舗撤退の予定が全国的にわたって発表になっています。最近でも有楽町西武や四条河原阪急の弊閉店が発表になるなど、大手百貨店の統合により地方だけではなく都市部の店舗もその対象になってきています。そんな一方でJR東日本が都心を中心に高級スーパーを展開する紀ノ○屋を買収するとの発表がありました。
紀ノ○屋は日本で最初のスーパーを東京・青山に開店した老舗スーパーで、都心を中心に17店舗を展開しています。そしてここ数年は、JR東日本の駅ビルや駅ナカに3店舗を出店するなどJR東日本との関係を深めていたのです。
少子高齢化が進み主力の運輸事業が頭打ちとなることが予想される中での小売強化ですが、既にJR東日本では運輸業以外の事業での営業収益がなんと全体の3割も占めているそうです。駅ナカや駅ビル開発を強化にあたって、小売業のノウハウをさらに吸収したいと考えるのは当然でしょう。
駅に隣接する百貨店は減少しても、新しい販売業態は拡大基調とはまさに変化そのものをあらわしている事柄ですよね。う~む。