東京店の豊田です。
日本で初めて餃子を食べた人物は江戸時代の徳川光圀とされており、亡命していた儒学者から教わったといいます(確かラーメンもそうですよね)。なんでそんな話をするのかといいますと、総務省の家計調査が発表され、宇都宮市の2009年のギョーザの年間支出金額が14年連続で日本一になったことが分かったのですが、2位の浜松市がわずか50円差で急追しており、宇都宮の「指定席」を脅かしているというのです。
餃子の家計調査は1987年から始まり、宇都宮市は95年に静岡市に一回だけ1位を譲った以外は、常に1位を守っているそうです。ただこの家計調査というのは政令指定都市のみを対象としているため、浜松はそうでなかったためにランクインしていなかったワケです。そして2007年に政令指定都市となるやいきなり翌年2位になり、ついに昨年は宇都宮に肉薄したのです。
1位がそんなに問題なのかというと、町興しのためにいろいろ企画しPRされているのですから、消費量日本一の称号は結構重要になってくるわけです。ちなみに宇都宮駅の前には現代美術家がデザインした「餃子像」というオブジェが設置されており、ビーナスが餃子の皮に包まれた姿を表現したユニークなもので、観光客の人気撮影スポットとなっているそう。ところがあるとき工事のために仮移転させる作業中に不手際から転倒、脚と胴体部分が割れてしまい、あわてて修復作業を行ったといいますが、今回のことは地元ではその割れた呪いといわれているとかいないとか 。