東京店の川本です。
先週2月27日付のビルボードチャートで「We Are The World 25 For Haiti」が初登場2位にランクインしました。この曲は文字通り原曲のレコーディングから25周年となった今年に企画されたのですが、たまたまレコーディングの時期に発生したハイチ地震によってその犠牲者に向けてという形になったそうです。
新しいバージョンは新たな歌詞と音楽(ラップ)を特徴としており、今回も75名ものアーティストが参加しています。また1985年の公式プロモーションビデオのマイケルのアーカイブの場面があります。
今回の顔ぶれは最近のアメリカのメジャーヒットが色濃く反映されています。つまりヒップポップ系のアーティストが多数参加しており、前述のラップの挿入は必然とも言えます。因みにその部分はブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムによるものです。また途中で非常に個性的なヴォーカル・パフォーマンスを披露しているのは、ハイチ系アメリカ人のワイクリフ・ジョン(元フージーズ)であり、歌詞の一部をハイチ語で歌っています。
前回はシングル4百万枚、アルバム3百万枚を売り上げたそうですが、さて今回はどうでしょうか(この曲の主旨と話題性を相手に初登場1位を阻んだケシャの「ティク・タク」もすごい、なんと9週連続一位!)。