東京店の川本です。
少し前に今年のグラミー賞の話を書きましたが、ビヨンセに次ぐ4冠を奪取したテーラースウィフトのパフォーマンスが評論家の批判の嵐を受けているといいます。
そもそも20歳の女性カントリー歌手のアルバムが、一年間で最も売れたというのもヒップポップ全盛の今のアメリカを考えれば不思議な現象です。ですが実際に聴いてみると、以前だったらアメリカンポップスの典型的な音であって、「これって本当にカントリーなの?」という感じです。それが最近の解釈なのでしょうが、テイラースウィフト以外にもこの「カントリー」のアーティストが次々にチャートインしており、非常に興味深いですね。
ところでそのパフォーマンスの様子をyoutubeで見てみたのですが、確かに大いに疑問符が残ります。カントリー出身ということで若いのに本格派というイメージでしたが、声量はないし、歌い方もフラフラしています。またビッグな女性ボーカリストと言えるスティービーニックスとの共演は話題性はあっても明らかにミスマッチでした。これでは批判集中も仕方ないかと思いますが、わざわざレーベルの責任者が反論するなど泥仕合になっているようです。
昨年も受賞スピーチの途中で泥酔して乱入してきたカニアウェストにマイクを奪われ、スピーチを妨害されるということで、どうもテーラースウィフトにとってはグラミー賞は相性が悪いようです。