東京店の田上です。
それにしても毎日暑いですね~。なんでも7月は戦後ベスト3に入る暑さだったとか。
こんな時期にも人気になってる商材がありまして、クマザサをすき込んだ和紙を糸状にして織り上げた素材「ささ和紙」です。綿や化学繊維よりも吸湿性が高く、抗菌効果や防臭効果もあり、汗をかきやすい夏でもさわやかに過ごせるのが魅力で、これでできた布製品であるタオル、シーツ、枕(カバー)、靴下などが人気だとのこと。だいたい和紙で織物ができて、それが洗濯できてしまうというのはなんとも不思議な感じがしますよね?くま笹は50年以上枯れず、冬になっても雪の中で越年するほどの強い生命力を持っており、他の植物と比較しても高い抗菌、防臭作用があるそうです。
また和紙は優れた吸湿性、放湿性があるということでこの天然繊維のコラボは快適かつエコな商材を生み出すのです。
え~専門的に言うと、和紙糸は天然繊維の紡績糸とは違って、こより状にしたもので構造上毛羽がありません。よって毛羽による肌への刺激がなく、ほこりも発生しにくい、というものなのです。
実際に触ってみるとサラサラで、その感触は少し水分を吸っても変わらないそうです。タオルを使うと肌がツルツル、シャツは少々汗ばんでもサラサラ、といった具合ということで、快適そうですが、値段はかなり高めです(靴下1,300円、バスタオル1万円) 。尚、「SASAWASHI」はこの素材を開発された方がつくられた会社名です。
やっぱり天然繊維のこういう素材は優れものだけど高いなぁ。竹だとか和紙使用の服地が何年か前に主にジャケット地として出ましたけど高かったですもん。
商業ベースだけで考えたらだめかな?なんといっても今はエコ素材が注目ですしね。