東京店の田上です。
先日ミラノの展示会の話をさせていただきましたが、今回はロックオタク社長が久し振りに渡欧ということで、土産を期待していましたが残念ながら話だけでした。イタ飯を食べた話だとか、あそこのワインはうまかったとか、仕事の話は・・・なんか少なかったです。その中でも聞いてて涎が出そうだったのは、フンギポルチーニのパスタの話です。
フンギポルチーニは、イタリア料理でよく使われるキノコで、ナッツのような甘い独特の素晴らしい香りがあり、パスタやリゾットでいただくと最高に旨いんですね~。私も現地で何回か口にしましたが、パスタの中でも最高のクリームソースの一つだと思います。
ポルチーニは、マツタケやトリュフと同じく樹木の根に菌根を作って共生するもので、純粋培養による栽培は困難で未だに成功していないのです。
よってポルチーニの流通形態は主にスライスした乾燥品で、日本に入ってくるのも大半がそうです。自然採取するしかないため、現地イタリアでも生が出回る時期は限られ、丁度9~10月の今頃は旬の食材と言えるでしょう。
社長曰く、今回食べた平たいきしめん状のフェットチーネとポルチーニの相性は抜群で最高だったって、そりゃアンタ旨いに決まってんでしょう。
確かに乾燥ポルチーニは一年中料理できますし、十分旨いですが、生を使ったものとは比較にならないと思います。当時そんなに高級なレストランに行ったわけではありませんが、やはり現地で食べたフンギポルチーニは最高でしたね。
仕方ないから今日は生シイタケでも焼いてつまみに一杯やろっと。