東京店の川本です。
昨夜は我が社のロックオタク社長も、ホークス最終戦にして屈辱の最下位確定で少々元気がなかったです、ということで池袋行きとなりました。
「BAR SORA」のマスターもオタク社長もお気に入り、ということで私は蚊帳の外なのですが、スティーブミラーバンドです。
元々は学生時代の同級生というボズスキャッグスも仕事仲間であったというように、R&B、サイケ色の濃いサウンドを展開していたスティーブミラーでしたが、70年代に入るとチャートの常連となりヒット作を連発しました。いかにもアメリカらしいロックとブルースを融合させたサウンドが特徴です。
出世作である73年の「ジョーカー」は、タイトル曲がシングル全米NO.1、アルバム2位。それに続くアルバムが76年の本作「フライ・ライク・アン・イーグル(邦題、鷲の爪)」です。
このアルバムも「ロックン・ミー」という全米NO.1シングルを生み出し、アルバムも大ヒット(3位)。因みに次のアルバム「ペガサスの祈り」も全米2位となり、スティーブミラーバンドの地位は磐石となりました。ポップセンスも全開となり、のりにのった時期でした。この後、少々ヒットに恵まれなくなるも、80年代にはまた「アブラカタブラ」で復活を遂げるのです。
ところでこのバンド、全米ではこれだけメジャーなのにもかかわらず、日本では全くといっていい程マイナーな存在なんですよね。中途半端なアメリカのヒットメーカーといいますか、バンドとしての特徴が突出していないのが原因なんでしょうか。
店では2人で盛り上がってましたが、よりによって邦題が「鷲の爪」っていうのが、昨夜の楽天(イーグルス)にまけたソフトバンク(ホークス)に対するあてつけみたいだな、と思いましたが気軽に口にしたら殺されそうでしたのでやめました~