東京店の川本です。
去る11月30日初代新幹線である0系が営業運転を終了しました。
昭和39年東京オリンピック開催に必ず間に合わせると言う命題のもと、その10月に営業運転を始めた新幹線は開業当初東京ー新大阪間を4時間で、その翌年には超特急ひかりが3時間10分で結び、最高時速210kmは当時世界最速。高度成長期の日本の技術力を世界に知らしめたまさしく夢の超特急でした。
また、1両250m16両編成で400mという1編成の長さも当時では度肝を抜くものでした。(最近は6両編成のみの運行でした)
私も子供のころは母方の親戚が関西に集中してたこともあり、お盆や年末の母の帰省時によく利用しビュッフェ(軽食堂車)に行っては速度計を見るのが好きでした。また私の父はこの当時国鉄に勤めておりこの新幹線の車掌をしており、そんな父親を誇らしくも思ったものでした。父親の影響で子供の頃は鉄道が好きになり今で言うところの「鉄ちゃん」だった私。実は昭和39年生まれで、同い年のこの0系新幹線にも非常に親近感をもったものです。
昭和の象徴のひとつであるこの0系新幹線。その終焉は昭和生まれの私にとっては感慨深いものでした。