東京店の田上です。
百貨店、スーパーの業績の落ち込みとそれに対するマスコミの酷評ぶりは目を覆いたくなります。不況を背景にした低価格販売競争はどこまでいくのでしょうか。
イオ○はプライベートブランド(PB=自主企画)の食品や日用品計約100品目の定価を最大25%引き下げると発表しました。期間限定の値引きではなく、定価を下げることで他社との違いを訴え、来店客の増加につなげるとのことで、今年中にさらに数百品目を追加値下げするのだそうです。他にもイトー○ーカ堂は返金キャンペーンを実施。西友は顧客が持参した他社チラシの価格並みに値引きするサービスを行うなど、スーパー業界では低価格販売競争が過熱しています。
またイトー○ーカ堂は、全店の約2割に当たる30店以上を改装することも発表。主力の総合スーパーをディスカウント店や都市型のホームセンターに転換して、ドラッグストアなどを導入するのだそうですが、これにいたっては現在の業態の全否定に近いのでは?と感じます。
本当にこうした安売り競争っていうのは消費者のためになっているのでしょうか。給料水準がそのままで商品だけ安くなっていけばいいのかもしれませんが、このところずっとデフレスパイラルで日本経済の流れはきていて、絶対にそんなことはないですからね。