東京店の川本です。
大統領就任を祝う記念コンサートが開催されました。皆さんもテレビでちらっと見たかもしれませんが、ワシントン中心部のリンカーン記念堂前の広場で行われ、そのコンサート名も「WE ARE ONE(私たちは1つ)」。
50万人以上が集まる中、熱烈なオバマ支持で知られるブルース・スプリングスティーンが米同時テロを題材に書いた「ザ・ライジング」からコンサートはスタート。ビヨンセは愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」を歌い、そのほかにもスティービーワンダーやシェリルクロウ、アッシャー などが熱唱して盛り上げたようです。
その中でちょっとあれと思ったのは、キング牧師暗殺をテーマにした「プライド」を披露したU2。彼らは確かアイリッシュなんですが、こういう場に相応しい出演者なのかな・・・と思いましたが、彼らのこれまでの功績のほうが重んじられたということでしょうか(それともボノの政治家とのパフォーマンスの賜物?)。
オバマ氏とミシェル夫人は防弾ガラスに囲まれた特設ステージから体を揺らしてリズムを取りながら楽しんでいたとのことです。一般的にも言われていることかもしれませんが、確かにオバマ氏就任は希望に満ちていても、それ自体が全てを解決するものじゃないですし、ブッシュという「仮想敵」が消滅してしまって、かえってテンションの維持が大変なのかもしれません。
9.11とそれ以降のブッシュ政権が、ロックミュージックまで重く抑圧していたのは間違いないですが、オバマ政権下のアメリカロックがどんな変貌を見せるのかも注目だと思います。