東京店の豊田です。
石川遼クンが先日出場したPGAツアー、ノーザントラスト・オープンをめぐり、大会の冠スポンサーであるノーザントラスト社が世論の集中砲火を浴びているそうです。
同社は政府による公的資金約1400億円の注入を受けており、「血税で救済してもらってるくせに・・・」ということなんですね。かたやノーザントラスト社は「大会開催は事業であり、そもそも公的資金はこちらから頼んだわけではない」と超強気です。全ての主要金融機関に平等に資金を注入したいとの政府の意向に沿って資金を受け入れただけであり、財務体質は健全で、救済要請をしたわけではないというのです。
発端はゴシップサイトが、大会の前夜祭としてノーザントラスト社が、ロス市内のライブハウスを貸し切りにし、シェリルクロウやシカゴといった大物ミュージシャンを招いて派手なコンサートを開いていたと報じたことだったそうで、血税注入にナーバスになっている世論を逆なでしたということでしょう。
今後の動向に注目を集めている自動車業界でも、ビックスリーのトップが公的資金注入を頼みにいくのに自家用ジェットで行ったら批判されて、その次は10時間以上もかけて車で行ったなんて話がありました。世間の見る目に対して自覚の欠けるような行動は、批判されて当然だと思います。それに比べて日本人は、自国の政府や官僚に対して甘いというか、なんというか・・・