東京店の川本です。
以前ダイアリーでも紹介したエリック・クラプトンとジェフ・ベックの夢の競演を実現させた○ドー音楽事務所。今度は伝説のバンドと超絶技巧派ギタリストのコラボレーションを実現させました。
ディープ・パープルといえば、1968年にキーボードのジョン・ロードらを中心に結成された元祖ハードロックともいうべきイギリスのロックバンド。ジョン・ロードとリッチー・ブラックモアのインプロビゼーションを軸に構成された楽曲はハードロックというよりもクラシックやブルースの要素が強くプログレッシブ・ロックにも通じるものがありました。私も小学生の時に始めて聴いた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」や「ハイウェイスター」といった今でも語り継がれるロックの名曲には度肝を抜かれましたが、その後レッド・ツェッペリンと出会ってから後は疎遠になっていきました(ツェッペリン派だったんですね。)
一方でイングヴェイ・マルムスティーンは、1983年ヘヴィメタルが世を席巻してた頃彗星のごとくデビューしたスウェーデン出身のギタリスト。その演奏スタイルはリッチー・ブラックモアやジミ・ヘンドリックスの影響が強いと言われており(本人は19世紀のイタリアのヴァイオリニストから影響を受けたとしてる)、日本やヨーロッパを中心に絶大な人気を誇るロックギタリストです。これでもかと音を詰め込みすぎる演奏スタイルや、私の尊敬するドイツのギタリスト、ウルリッヒ・ロートに酷似しているため好きにはなれませんでしたが、この伝説のバンドとギタリストの競演は非常に意味深いものとなりそうです。
インタビューでイングヴェイは、「リッチー以外でパープルのギタリストとなりえるのは自分だけ」というような発言をしていますが、既にパープルにはジョンもリッチーもいないし、イングヴェイも日本での人気が一番であることを考えると、日本でしかありえない企画であることも確かですね。