東京店の豊田です。
最近の不況一辺倒の中で意外なものが流行っているという話、今日はバスツアーに起こっている異変ともいうべき傾向の話です。
それは日帰りバスツアーが学生やカップルなどの若者に人気だという話です。こういったツアーというのは元々シニア層向けに組まれているものなのですが、なぜ今若者にうけているのでしょうか。
最近では若者向けに「アウトレット」、「スイーツ食べ放題」などが組まれるほどだといいますが、若者の車離れや、安く済ませられて日帰りで十分楽しめるというオトク感が理由ではないかと分析されているようです。
つまり普通の旅行ツアーは彼らにとって高すぎ、休みの確保なども大変なので、コスト的にも時間的にも、映画やショッピングと同じ気軽さで参加できるバスツアーは受けるのだということです。旅行会社としては「新しい暇つぶし」として日帰りバスツアーをとらえてもらえばと考えているようです。
各地の有名スポットをまわる「イルミネーションツアー」や普段個人ではなかなかいけないところをまわる「社会見学ツアー」など、ちょっとしたイベント感覚で楽しめるものもさらに企画されているということで、消費者心理をしっかり分析しないと売上は伸びないという例ではないでしょうか。