東京店の田上です。
今年もまた競馬の祭典、日本ダービーの日が近づいてきました。戦前の1932年に始まり太平洋戦争で2年間開催されなかったですが、今年が第76回となります。
世界各国で行われるダービーは3歳(旧4歳)の最強馬決定戦であり、世界中の全てのホースマンが憧れる最高の舞台。騎手にとってはこの東京優駿を制すと晴れてダービージョッキーの称号を得ることができます。若くしてGⅠを総なめにしたあの武豊でもダービーはなかなか勝てなかったですし(今現在では連覇を含む史上最多の4勝)、またダービーオーナーになることは一国の宰相になるよりも難しいとまで言われています。
競馬の世界ではこのダービーが一年の終わりであり、ダービーが終われば2歳新馬がでビューする新たの年の始まりなのです。そういう意味で競馬ファンとしては、年末の有馬記念とは違った気持ちの高揚感があります。
今年の3冠レースの最初の皐月賞は3強と言われましたが、結果的には対抗視されていたアンライバルドの圧勝でした。馬名の通り「匹敵するものなし」の強さばかりが目立つレースでした。父ネオユニヴァースもダービー馬ということで、親子制覇を狙っています。
私が今年期待しているのは、同じネオユニヴァース産駒でも皐月賞を大本命で敗れたロジユニヴァースの巻き返しです。1997年以来関東馬の勝利はなく、現役の美浦に所属する関東の騎手にダービージョッキーが不在という状態を横山典弘が打破してくれることを願っています。