東京店の田上です。
各所の老舗百貨店の閉店ニュースが続きます。
セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう心斎橋本店が今週の月曜日31日夜、最後の営業を終えました。明治10年に呉服店として開業し、130余年にわたって大阪の中心街を貫く御堂筋のシンボルでしたがでその歴史に幕を下ろしました。
経営破綻による閉店と建て替えを経て復活した「そごう再生のシンボル」でしたが、経営が軌道に乗ることなくわずか4年で発祥の地から姿を消すことになってしまいました。今後は11月に隣接する大丸心斎橋店の新館として生まれ変わる予定です。
私も大阪に出張の折には大阪店に行く途中で大丸とあわせてよく立ち寄ったものですが、地元では家族的な応対の百貨店として親しまれていたようで惜しむ声も多かったようです。
大手百貨店の8月売上は、8~11%減と下げ幅はやや持ち直してきているものの、全般的には秋物衣料が低調で、海外ブランドや宝飾など高額品の不振も続きました。また月末の衆院選や台風による悪天候で客足が落ちたのも響いたとしています。今後もこうした閉店や売場拡充オープンが続いていくのでしょうが、直接間接に我々に及んでくる影響も少なくありません。