東京店の田上です。
来年の手帳や卓上カレンダーを手にするときには、連休がどうなっているかチェックすることがよくあると思います。政府はこれら大型連休の分散化を図ろうと、地域ごとに異なる時期に大型連休を取得する「祝日法改正案」を今国会に提出することになったそうです。
観光が集中するの5月と10月の大型連休を対象にして、国内を4~6地域に分割しそれぞれ異なる時期に大型連休を取得するというものです。記念日自体は変えずに、その地域の最低限官公庁や公立学校は休みになる仕組みで、混雑緩和で観光需要を喚起する狙いです。高速道路、鉄道などの交通機関の混雑を緩和し、旅行費用の引き下げなどで国民の観光需要を喚起することができるとしています。観光地にとっては従来の閑散期にも集客できるために雇用創出に結びつくとみられ、フランスやドイツなどでは既に同様の連休分散化策が導入されているそうです。
考え方はとしては面白いと思いますが、地域ごとに連休時期が異なると全国展開の企業には結構に影響が出るでしょうから、経済界との連携がポイントになりそうですね。
また一方で、国民の祝日を土日と合わせ三連休を作る「ハッピーマンデー制度」は廃止されます。もう結構長くそうなっていますが、記念日のもともとの意味が分からなくなるなどの問題点も指摘されていたということで、成人の日は1月15日、海の日は7月20日、敬老の日は9月15日、体育の日は10月10日にそれぞれ戻されます。こちらの方は衣料関係の小売りにとっては朗報ではないでしょうか。どうしても買い物に行くよりもレジャー志向でしょうし、個人的にも三連休は多すぎだと感じてました。