東京店の川本です。
今晩は久し振りに新橋です。冬に逆戻りしたような肌寒さのせいか金曜日にしては人もあまり出ていなかったように感じました。真冬のコートをもういちどだして着てますからね。こんな寒さで春夏物に対してサイフの紐がかたくなるのだけは勘弁してもらいたいですね。
さて本日はサマソニでの来日も決まったスマッシング・パンプキンです。出世作の「サイアミーズ・ドリーム」に続いて1995年に発表された「メロンコリーそして終りのない悲しみ」は2枚組みの大作であり、90年代の屈指の傑作アルバムです。その後のメンバーの逮捕や確執でオリジナルメンバーは中心メンバーのビリーコーガン以外はいなくなってしまいましたが、このアルバムの輝きは今も失われていません。
なにしろ28曲という収録曲数なのに、クオリティの高さと多様さ、そして完成度の高さに驚かされます。感情をぶちまけるような歌声と演奏がぎっしりと詰まっている一枚です。ビリーコーガンはこの頃本当に狂っていたとしかいいようがなく、プロモを見ても尋常じゃない目つきをしていましたからね。やはりロックには狂気が必須です。
そんな季節も終わり、15年もの時間が経過した今、スマパンがこのアルバムからの曲をライヴでやるのをサマソニのステージでみてみたい気がします。