東京店の豊田です。
ハーディ・エイミスが紳士服に注力し、レディスラインを中止することを明らかにしたそうです。
ハーディーエイミスがレディスを制作していたというイメージは全くありませんでした。1940年代にサヴィルロー14番地にショップをオープン。その後エリザベス王女がクライアントの一人となり、50年以上にわたって「女王陛下のドレスメーカー」として有名だったということを私は今回初めて知りました。
ハーディエイミスは1955年には王室御用達となり、1993年にはナイト爵に叙されたが、2003年に死去しました。そして会社自身も何年か前に事実上、破綻していたといいます。香港資本に買収され、今後は新たな財政問題を回避するために紳士服に専念するようです。
これでもう本家は「女王陛下のドレスメーカー」という肩書は使えなくなってしまいましたが、我々の業界にもハーディエイミスの服地というのはありましたよね・・・、今となっては今回のことは直接的には関係ない出来事ですけど。