東京店の川本です。
根室市の歯舞漁協が放流したエゾバフンウニ約3トンがラッコに食べられ、壊滅的な被害を受けているそうです。被害額は判明分だけで約500万円に達し、同漁協は頭を悩ませているとの事ですが、ラッコは法律で捕獲が禁止されているためむやみに駆除するわけにも行かず漁協関係者の頭を悩ませているとか。
比較するのもなんなんですが、琵琶湖その他の漁協の悩みの種であるブラックバスは外来生物法でも特定外来生物リストにその名を連ねているため(ブラックバスの食性そのものが在来種を脅かしているという一方的な論理にはいまでも首をかしげる部分もあります)捕獲駆除も容易に行うことが出来ますが、ラッコの場合はそういうわけにも行かないのです。例えば米国では漁業海域にラッコが現れた場合、麻酔銃で捕獲し、保護区に放獣する取り組みが行われているそうで日本でも共生に向けての対策が検討されているそうです。
法律で守られているから共生の道を探り、そうでないものは害と決め付け排除する。その考え方そのものから変えていかないと何の解決にもならないような気もするのは単に私が害魚釣りを支持しているからなんでしょうかねぇ?