東京店の川本です。
若手クリエーター発掘の場として知られる日本最大級のファッション合同展示会「rooms(ルームス)」が来週17日から3日間、東京代々木体育館で開かれます。
この「rooms(ルームス)」は年2回開催されていまして、クリエーターの世界観を「部屋=room」ととらえ、展示会はその集合体であるとの意。出展ブランドはオーディションで選ばれ、2000年にのスタートし、紳士・婦人服、子供服、アクセサリー、バッグや靴などを扱う約300以上のブランドが集結するものです。
前回の出展だったと思いますが、プラモデルのように自分で組み立てる指輪「プラリン」が注目を集めたというニュースを見ました。
それぞれのパーツによって色を変え、履いている靴やその日の気分で、自分好みのモデルを身につけることができるというものです。
ものすごい数の取引の引き合いがあったそうで一躍注目の存在に なったそうです。
デザインは3型・7色展開で、パーツの組み合わせ次第で約82万通りになるといいます。1箱で男女のペアリングが作れ、メカっぽい感じも特徴ですが、実はなかなかな工夫がされているんです。
通常のプラモデルは、ハサミやニッパー、接着剤等の道具が必要ですが、このプラリンは簡単に手で切り取れ、組み立てられる仕組みになっています。また通常のプラモデルのように「はめ込み形式」では簡単に外れてしまいますが、日本古来の建築技法「宮大工」の技法を応用していることで、はめ込みやすく、力のかかる部分は外れない。しかし、一度指輪を外し、指に力がかかる部分とは関係のない方向に力を加えることで簡単に外すことができる、というスグレモノなのです。ちょっと見た目にはわからない高度な機能性を持たせているんですね~。
カスタマイズする、というのは消費の向う方向性のキーワードだと思いますが、高価なものばかりじゃないという例だと思います。