東京店の田上です。
内閣府が発表した4月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景気実感を3カ月前と比較した現状判断指数は前月に比べ5.8ポイント上昇して、34.2となり4カ月連続で改善したということです。
我々庶民としては首を傾げてしまうような今イチ実感に欠ける指標のように思えますが、改善の要因としては高速道路の一律千円と大型連休の重なりによる国内レジャーに対するムードの高まりであったり、定額給付金支給に加え、エコカー購入支援や省エネ家電製品のエコポイント制度など政策への期待感が表れたとみられています。また石油価格が安定してきたことで、物価上昇も沈静化してきたこともあげられています。
ただ、現状判断指数は景気の方向性を示しており、今回の調査でも「悪くなっている」「やや悪くなっている」と答えた人が全体の半数を占めいるというのは頷けます。横ばいを示す「50」の水準も25カ月連続で割り込んでおり、政府が「底入れ段階にはない」と慎重な見方を崩さないのも当然でしょう。
それにしても上場会社のボーナスが何パーセント減とかいう数字だったり、平均金額を見るにつけ改めて絶対額に違いに驚かされてしまいます。うちのボーナスはどうなるのか、などと考えたくもないですけど、もう査定の時期が刻々と近づいてるしなぁ。そういえば定額給付金ってもう振り込まれたんだっけな?