札幌店の渡辺です。
政府が発表する「水産白書」によると、一人当たりの魚介類の消費量は2006年から肉類を下回るようになり、若者を中心に全世代で魚離れが加速していると指摘しています。とにかく魚介類の消費量は全世代で減ったようですが、特に子どもの魚離れに歯止めが掛からないとしており、その摂取量は過去10年で2割以上減少したと指摘しています。このままでは健全な発育に影響を及ぼしかねないとの研究成果を踏まえ、学校給食に地元で取れた水産物を利用するなどの取り組みを求めたということです。
魚介類豊富な道内で自分の身の回りで考えるとちょっと信じられない状況ですね。この分析によると塾や習い事に通うため、家族とは別に夕食を取る子どもが増えて、調理が比較的簡単な肉料理を出す母親が多いことを、魚離れの一因に挙げています。
ただ一方で水産団体の調査では、魚料理が「好き」と答えた小学生は45.9%と、「嫌い」と回答した10.6%を大きく上回ったというのですから、魚自体が嫌われているのでは決してないようです。
調理や後片付け(生ごみの処理)に手間がかかるのが、家庭で魚料理が敬遠される理由だとしたらちょっと寂しいですね。小売店やスーパーの店頭などで魚の調理方法を普及するのはともかくとして、下ごしらえした魚の販売拡充というのは本来邪道に感じます。全て面倒がっててはしょうがないと思うのですが・・・