東京店の田上です。
昨日の短距離GI高松宮記念を制したのは一番人気のキンシャサノキセキでした。昨年秋からの重賞三連勝で臨んだこのレースで見事GIをゲットしましたが、南半球産の日本調教馬が日本のGI級競走に優勝するのはグレード制導入後は初めてです。
キンシャサノキセキはデビュー当時から素質を認められつつも、気性難からくる掛かり癖のために、勝ち星になかなか恵まれずという状況が続いていました。GIで2着になったりしつつも一時は惨敗が続いて、この馬は大成できないのかと思わせましたが、昨秋ついに本格化したのです。
ちなみにこの変わった馬名の由来は、1974年にザイールの首都キンシャサでアメリカのボクサー、モハメドアリがフォアマンに勝ち、世界ヘビー級王座を奪還した際に謳われた「キンシャサの奇跡」から取られているのです。下馬評を覆したこの逆転劇は、ボクシング史上屈指の名勝負として語り継がれているそうです。
私にもなにか「奇跡」が欲しいと思う今日この頃です。