東京店の田上です。
高島屋と、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー・リテイリングは、本日経営統合方針を白紙撤回すると発表しました。2年前に3年以内の統合で合意したはずでしたが、ちょっとびっくりです。両社とも当面は新たなパートナーは探さず、単独で生き残りを図るとのことです。
統合が実現すれば、売上高は約1兆5千億円と、百貨店首位の三越伊勢丹ホールディングスに肩を並べるはずだったのですが、理由としては店舗戦略の溝が埋まらなかったこと、人事体系や商品情報システムの統一でも方針の違いが鮮明になったことなどがあったようです。
ここのところ百貨店業界は統合整理が進んで当たり前のような認識でしたので驚きはしましたが、双方のためにならないならば撤回やむなしは当然ですし、英断といえるでしょう。実際それで苦労している話はやまほど聞きますからね~。いろいろ障害がありすぎて本当にメリットがあるのか、ということだってきっとあると思います。