札幌店の渡辺です。
札幌近郊の定山渓も紅葉で色づいており、本格的な秋を感じます。
東京では色々な形態の小売店が出現してますが、こちら道内では新しい小売というと地域的にどうしてもロードサイドか大型商業施設が中心になります。
大型商業施設のひとつにアウトレットモールがありますが、最近全国的に増加傾向にあるようで、現在では主なもので20ヶ所以上のアウトレットモールがあるそうです。
ちなみに道内では、小樽のアウトレット(元マイカル小樽)と新千歳空港近くの「レラ」があります。
「レラ」は2005年にオープンしましたが、その後店舗数はどんどん増えて、今では145店舗になっています。といっても一番大きい軽井沢や御殿場のアウトレットは200店舗前後もありますけど。
もともとアウトレットというと、売れ残った商品や訳あり商品を販売する在庫処分店で、場所も幹線道路沿いの郊外に立地しています。それは都心部の正規品流通店舗との競合を避けつつも、広い地域から集客を求めるためです。
ところが最近では都市郊外ではなく、住宅地などに建設し地域密着型を打ち出しているのが特徴なのだそうです。仙台では、アウトレットの2大デベロッパーである三井とチェルシー(三菱地所&双日)が一騎打ちで、大規模住宅地のなかにお互いにアウトレットを建設しているそうなんですが、100万人都市である仙台市の中心地近くに作っちゃって、プロパーの販売に影響でないんでしょうか。この厳しい情勢でとにかく集客したほうが勝ち、みたいになってきてるのでは・・・